自宅でできるビジネス・副業として人気のハンドメイド販売。
趣味の延長で気軽にフリマアプリで販売するくらいなら良いのですが、ハンドメイド専用サイトや自分のネットショップで販売する場合は住所を表記しなければなりません。
でも、自宅の住所を知られるのはやっぱり怖いですよね。
そこで今回は自宅の住所を知られずにハンドメイド販売を行うための方法を具体的にご紹介します。
住所の表記はなぜ必要?
特定商取引法は、消費者がインターネット上で商品やサービスを購入する際に、適切な情報を提供することを求める法律です。
この法律に従い、ハンドメイド作品をネットで販売する際には以下の点について確認しておく必要があります。
① 事業者情報の表示
→販売者の情報を、購入者が容易に確認できる場所に表示する必要があります。
表示する情報の内容は “販売者の氏名または商号、所在地(自宅住所)、電話番号、メールア ドレス”です。
② 表示の場所
→これらの情報は、ホームページのトップページや商品の購入画面から簡単にアクセスできる場所に表示することが求められます。
通常は「お問い合わせ」や「会社情報」などのページに記載されます。
③ 正確な情報
→提供する情報は正確で最新のものである必要があります。
④ プライバシーへの配慮
→自宅住所の表示に対してプライバシー上の懸念がある場合、別の連絡先方法を提供することも検討できます。
各販売サイトの状況
・フリマアプリ(メルカリ、ラクマ、PayPayフリマ)
→匿名配送機能あり
・ハンドメイドサイト(minne)
→匿名配送機能あり
・ハンドメイドサイト(Creema)
→なし
・ネットショップ(BASE、STORES)
→なし
売り上げを伸ばすためには多くの販路を持つことが大事ですが、まだ匿名配送に対応していないサイトも多いのが現状です。
自宅住所を知られることによるリスク
自宅住所って知られるとどんな風に危険なの?
ハンドメイドサイトで住所を知られても、大概は大きな問題は起こらないでしょう。
しかし、総務省でも”個人情報の公開は慎重にするべき”としており、リスクがある行為であることは間違いありません。
(参考:国民のためのサイバーセキュリティサイト)
しっかりと対策をしていたほうが、安心してハンドメイド販売を継続できます。
自宅住所を知られずに販売する方法
匿名で販売、配送できるサイトのみ利用すれば住所を知られる必要はありません。
しかし、前述したとおりまだまだ対応していないサイトも多く、自ら販路を絞ってしまうと売り上げを落とす原因になります。
フリマサイトなどで順調に売り上げを伸ばせている方であれば、バーチャルオフィスを利用して安全に販売サイトを増やすのがオススメです。
バーチャルオフィスを利用したハンドメイド販売
バーチャルオフィスを利用すれば、自宅住所や電話番号を知られる心配はありません。
ハンドメイド販売では、返品や作品が届かなかった場合の返送があるので、荷物の受取・転送サービスがあるものを選ぶようにしましょう。
バーチャルオフィスのサービスは色々とありますが、個人での利用なら費用負担が最小限に抑えられるものを選ぶべきです。
費用が安価で最低限のサービスが利用できるものにしましょう。
まとめ
自宅住所を知られることは、多くの場合問題に発展することはありません。
しかし、問題はいつ発生するか予測できず、リスクは確実にあると思っていた方がいいでしょう。
バーチャルオフィスを利用することで、多くの販売サイトに出品し販売の機会を増やしつつも、安全・安心なハンドメイド販売をすることができます。
ハンドメイド販売で収入を伸ばしていきたい!という方は参考にしてみてくださいね。