大人気の副業であるハンドメイド販売。
「これなら私にもできるかも!」と興味がある人も多いのではないのでしょうか。
今回は裁縫が得意な主婦の方向けに、ハンドメイドの副業で売れるものと具体的な始め方をご紹介します。
これを読めば、主婦の強みを生かした魅力的な作品づくりの方法がわかり、ハンドメイド作家としてスタートすることができますよ!
ハンドメイド販売とは
在宅でできる副業で人気のハンドメイド販売。
アクセサリーや洋服、バッグ、生活雑貨などを手作りし、主にオンライン上で販売するビジネスです。
家事や育児と両立しながら自分のペースで作業を進められる柔軟性があるので、主婦の方でも始めやすい副業と言えるでしょう。
さらに、個人ビジネスが急速に成長している現代社会において、”どこでも手に入る・ありふれた商品”よりも、”クリエイターが手がけた独自の作品”や”細部に込めたこだわり”に、多くの人々が価値を見出すようになっています。
ライバルが多いのも事実ですが、同時にこの業界は今後の需要も見込める分野です。
作品づくりのヒント
主婦の強みを生かした作品づくり
まわりと同じような個性のない作品を作っても埋もれてしまい、興味を持ってもらうのは難しいです。
“主婦”だからこそ経験した苦労や「こんなものがあれば便利だった」というアイディアを作品に生かせると、多くの人の注目を集めることができるでしょう。
作品のアイディアを考えることは容易なことではありません。
しかし、ターゲットの選定や販売戦略(価格設定や商品紹介の方法など)は、商品を売り込む上で欠かせない要素です。
「なんとなく売る」のではなく、主婦の強みを生かした作品づくりで明確な差別化を目指しましょう。
作品の例
入園・入学時に必要な物
【例】
・ 手さげ袋
・ 給食袋
・ 名前の刺繍
・ 体操服入れ
・ 上履き入れ
入園・入学時の身の回り品を「家庭で作ってください」と指定しているところは少なくありません。
その一方で、裁縫が得意でなかったり仕事で時間が取れないなど、手作り品に頭を悩ませている親も多いため、安定した需要があります。
オーダーメイドで名入れのオプションに対応したり、色落ちや洗濯によるダメージを受けにくい素材を使用したりなど、一工夫を加えることで喜ばれる作品となるでしょう。
ベビー用品
生まれてきたわが子とは特別な時間を共有したいもの。
手作りの温かみがあるハンドメイド作品は多くの親に好まれます。
スタイなどの日用品から記念日グッズ、親子でお揃いを楽しめるグッズなど、作れる作品の幅はとても広いです。
多くの需要があり、ハンドメイドならではの”特別感”を演出できる作品を作りましょう。
作品を売るまでの手順
初めてだとハードルが高く感じますが、やることがわかっていれば心配はありません。
作品を決めて販売するまでの具体的な手順を確認しておきましょう。
① 作品を販売するサービスに登録する
② 商品を決め、競合をリサーチする
③ 価格を決め、材料を調達する
④ 作品を作る
⑤ 写真撮影
⑥ 出品する
① 作品を販売するサービスに登録する
まずは作品をどこで売るか決めて、登録しましょう。
ネット販売で利用できるサービスには主に以下のものがあります。
【フリマサイト】
・メルカリ
(クーポンコード:SCGJBW を入力して始めると500円分のポイント貰えます)
・ラクマ
・PayPayフリマ
【ハンドメイドサイト】
・minne
・Creema
【オリジナルショップ】
・BASE
・STORES
フリマサイトは不用品販売などで利用する人も多いため、出品のハードルが低いのがメリット。
“物を出品して送る”という経験が全くない人は、不用品でもいいので試しに利用してみると良いでしょう。
価格は低くなりがちですが売れやすいため、“物を売る”経験を積むのにぴったりです。
すでにフリマサイトを使いこなしている方なら、ハンドメイドサイトから出品すると良いでしょう。
② 商品を決め、競合をリサーチする
売るサイトに登録したら、検索して商品決めをしていきます。
どのようなものがどのくらいの価格で売られていて、ライバルはどのくらいいるのか。
売れている作品だけでなく、売れていない作品もしっかりチェックしましょう。
高品質なのに売上が伸びていない商品は、同じカテゴリーでの差別化が難しい可能性があります。
逆に、人気のある商品で自分ならばクオリティを向上させることができると感じるなら、そのアイディアを取り入れた作品でチャレンジすることも視野に入れてみてください。
③ 価格を決め、材料を調達する
作品の選定が決まったら、同じカテゴリーの商品をリサーチして適切な価格帯を把握します。
ハンドメイド作品は使う材料の種類によって材料費が大きく変わるため、どのような材料をどれくらい使用しているのかに着目して注意深く確認しましょう。
また、材料費や梱包費を差し引いた際に、適正な利益が確保できるように注意が必要です。
作品ごとに必要な材料費や梱包費を計算し、その後に材料を調達するようにしましょう。
コスト計算は面倒な作業ですが、利益を出すためには避けて通れません。
実は赤字になっていた、という最悪な失敗を避けるためにも慎重に計算をして進めましょう。
④ 作品を作る
ここまで来たら、メインの作品づくりです。
1つ作り上げるのにかかる時間を意識することも、ビジネスには重要な要素です。
“労働時間”に見合った利益が得られない作品であれば、作品決めから見直す必要があります。
効率的な作業を行うための方法も検討しながら作業を進めましょう。
⑤ 写真撮影
作品が完成したら、出品のための写真撮影をしましょう。
ここでとても重要なのが「我流でやらない」ということです。
売れている作家さんの撮り方をとことん研究しましょう。
売れている作家さんは、言わばその世界の「正解」です。
作品を撮る角度や明るさ、背景や詳細説明の写真などを研究して、徐々にテクニックを磨いていきましょう。
まるっきり同じような写真はもちろんダメです。
作家さんに敬意を払い、不快な思いをさせるような行為は絶対にやめましょう。
イメージとしては、”作家さんの写真の中に自分の写真を加えた時に違和感なく見えるような雰囲気の写真を目指す” と良いですよ。
⑥ 出品する
いよいよ出品です。
お客さんが安心して購入できるよう、作品の説明は特に丁寧に記載します。
そして作品が売れたあとは、お客さんの手元に作品が届くまで誠意を持って対応しましょう。
一言メッセージカードを添えて、選んでくれたお客さんに感謝の気持ちを伝えるのもいいでしょう。
注意したいこと
始める前に、ハンドメイド作品でやってはいけないことも確認しておきましょう。
マナーではなく、場合によっては罰則を受けたり訴えられたりする可能性があるものなので必ず守りましょう。
やってはいけないことその① キャラクターものやブランドロゴの入った材料を使う
キャラクターものやブランドロゴの入った材料を使って作品を制作すると著作権侵害となります。
必ず商用利用が許可されている材料を使用して制作しましょう。
やってはいけないことその② 既存の作品をコピーして作る
市販の本に載っているものや他の作家さんの作品など、他人の作品をコピーすることはやめましょう。
権利侵害となり、最悪の場合訴えられる可能性もあります。
作り方の参考にする程度にとどめておきましょう。
市販の本の中には商用利用を許可しているものもあるため、そのようなものを参考にすると安心ですよ。
やってはいけないことその③ 「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」と記載する
フリマサイトでしばしば目にする「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」という表現。
これは返品や問い合わせに対応しないことを意味し、販売サイトでも記載が禁止されている場合があります。
しかし、お客さんが作品に関して「勘違いや思い込み」をするのを避けるために注意書きを行うことは重要です。
例えば、「生地によって模様や色が異なる場合があります」といった内容を明記することで、購入前に必要な情報を提供することができます。
適切な表現でトラブルを防ぎつつ、良好な取引環境を築きましょう。
やってはいけないことその④ 封をした手紙を添付する
「一言メッセージを添えると良い」と前述しましたが、宅配便で手紙などの”信書”を送ることは禁止されています。
あくまでメッセージカードを添える程度にとどめておきましょう。
やってはいけないことその⑤ 他の販売サイトへ誘導する
販路を増やすことは大事なので、複数の販売サイトに出品することは望ましいことです。
しかし、販売サイトから他の販売サイトへ誘導する行為は禁止されているのでやめましょう。
【例】
販売サイトAの商品説明欄に「この商品は販売サイトBからでも購入できます」と記載する
まとめ
主婦ならではの強みを生かした作品づくりで、ターゲットを明確にして戦略的に販売できればハンドメイド作家として収入を得ることは十分可能です。
裁縫スキルという素晴らしいスキルを活かすか無駄にするかはあなたの行動次第です。
「やってみよう」と思えたら勇気を出して第一歩を踏み出してみてくださいね!